一般の大多数の人にはiPhone proは不要?

Appleが現地時間9月10日(日本時間9月11日午前2時)にスペシャルイベント「By Innovation Only」で発表した「iPhone11」とiPhone11Pro/iPhone11ProMaxですが、

iPhone11とiPhone 11 Pro Maxの違いは主にディスプレイと望遠レンズの有無と電池持ちの違いとなっておりiPhone11の価格とスペックから必要十分なコストパフォーマンスが非常に優れたモデルとなっています。
iPhone11とiPhone 11 Pro Maxのスペックと価格を比較したので購入する際の参考になれば幸いです。

価格

iPhone11	iPhone11 Pro
64GB：74,800 128GB：79,800 258GB：90,800	64GB：106,800 258GB：122,800 516GB：144800

カラー

iPhone11	iPhone11 Pro
パープル イエロー グリーン ブラック ホワイト (PRODUCT)RED	スペースグレイ シルバー ゴールド ミッドナイトグリーン

サイズと重量

iPhone11	iPhone11 Pro
高さ 150.9mm 幅 75.7mm 厚さ 8.3mm 重量 194g	高さ 158.0mm 幅 77.8mm 厚さ 8.1mm 重量 226g

素材と仕上げ

iPhone11	iPhone11 Pro
アルミニウムとガラスボディ	ステンレススチールとガラスボディ

ストレージ

iPhone11	iPhone11 Pro
64GB 128GB 256GB	64GB 256GB 512GB

ディスプレイ

iPhone11	iPhone11 Pro
Liquid Retina 6.1インチLCDディスプレイ	Super Retina XDR 5.8インチ、6.5インチOLEDディスプレイ

耐水性能

iPhone11	iPhone11 Pro
IP68等級(最大水深2mmで30分間の耐水性能)	IP68等級(最大水深4mmで30分間の耐水性能)

チップ

iPhone11	iPhone11 Pro
A13 Bionicチップ 第3世代のNeural Engine	A13 Bionicチップ 第3世代のNeural Engine

セキュア認証

iPhone11	iPhone11 Pro
Face ID TrueDepthカメラによる顔認識の有効化	Face ID TrueDepthカメラによる顔認識の有効化

電源とバッテリー

iPhone11	iPhone11 Pro
ビデオ再生 最大17時間 ビデオ再生(ストリーミング) 最大10時間 オーディオ再生(ワイヤレス) 最大65時間 高速充電に対応　30分で最大50％充電	ビデオ再生 最大20時間 ビデオ再生(ストリーミング) 最大12時間 オーディオ再生(ワイヤレス) 最大80時間 高速充電に対応　30分で最大50％充電

オーディオ再生

iPhone11	iPhone11 Pro
空間オーディオ再生 Dolby Atmosに対応	空間オーディオ再生 Dolby Atmosに対応

ビデオ再生

iPhone11	iPhone11 Pro
Dolby VisionとHDR10コンテンツに対応	ハイダイナミックレンジ（Dolby VisionとHDR10コンテンツ）

カメラ

iPhone11	iPhone11 Pro
デュアル12MPカメラ（超広角：F値2.4/広角F値1.8） ナイトモード 自動調整 光学式手ぶれ補正 2倍の光学ズームアウト、最大5倍のデジタルズーム より明るいTrue Toneフラッシュとスローシンク 進化したボケ効果と震度コントロールが使えるポートレートモード 6つのエフェクトを備えたポートレートライティング（自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明（モノ）、ハイキー照明（モノ）） 次世代のスマートHDR（写真）	デュアル12MPカメラ（超広角：F値2.4/広角F値1.8/望遠F値2.0） ナイトモード 自動調整 光学式手ぶれ補正 2倍の光学ズームアウト、最大5倍のデジタルズーム より明るいTrue Toneフラッシュとスローシンク 進化したボケ効果と震度コントロールが使えるポートレートモード 6つのエフェクトを備えたポートレートライティング（自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明（モノ）、ハイキー照明（モノ）） 次世代のスマートHDR（写真）

ビデオ

iPhone11	iPhone11 Pro
4Kビデオ撮影（24fps、30fpsまたは60fps） 1080p HDビデオ撮影（30fpsまたは60fps） ビデオの拡張ダイナミックレンジ（最大60fps） ビデオの光学式手ぶれ補正 2倍の光学ズームアウト、最大3倍のデジタルズーム オーディオズーム QuickTakeビデオ 1080p（120fpsまたは240fps）スローモーションビデオに対応 手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ ステレオ録音	4Kビデオ撮影（24fps、30fpsまたは60fps） 1080p HDビデオ撮影（30fpsまたは60fps） ビデオの拡張ダイナミックレンジ（最大60fps） ビデオの光学式手ぶれ補正 2倍の光学ズームイン、2倍の光学ズームアウト、最大6倍のデジタルズーム オーディオズーム QuickTakeビデオ 1080p（120fpsまたは240fps）スローモーションビデオに対応 手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ ステレオ録音

フロントカメラ

iPhone11	iPhone11 Pro
TrueDepthカメラ F値2.2/12MPの写真 Retina Flash 次世代のスマートHDR（写真） 進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード 6つのエフェクトを備えたポートレートライティング（自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明（モノ）、ハイキー照明（モノ）） ビデオの拡張ダイナミックレンジ（30fps） 映画レベルのビデオ手ぶれ補正（4K、1080p、720p） 4Kビデオ撮影（24fps、30fpsまたは60fps） アニ文字とミー文字	TrueDepthカメラ F値2.2/12MPの写真 Retina Flash 次世代のスマートHDR（写真） 進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード 6つのエフェクトを備えたポートレートライティング（自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明（モノ）、ハイキー照明（モノ）） ビデオの拡張ダイナミックレンジ（30fps） 映画レベルのビデオ手ぶれ補正（4K、1080p、720p） 4Kビデオ撮影（24fps、30fpsまたは60fps） アニ文字とミー文字

iPhone11とiPhone11Proの価格差から考える

比較一覧から見てもわかるように最安値の64GB同士でも32,000円の差額がありスペック面においてiPhone 11 Proの方が高スペックな事は明らかですが32,000円分の差があるのでしょうか。

OLEDディスプレイ

iPhone11が6.1インチのLiquid Retina HD displayに対してIPhone11ProはOLEDのSuper Retina XDR displayを採用しています。

iPhone史上最高を謳うSuper Retina XDR displayは画面解像度2,436×1,125、Liquid Retina HD displayは1,792×828となっておりまた、コントラスト比が2倍、最大高度が約30％、消費電力も15％向上し電池持ちの改善も行われております。

Super Retina XDR displayはLiquid Retina HD displayに比べてベゼル幅が薄い事も特徴となっており色の再現性、精細さなどSuper Retina XDR displayが優っています。

カメラ

2019年iPhoneの最大のアップデートと言ってもいいカメラは「iPhone11Pro」と「iPhone11Pro Max」においてiPhone史上初のトリプルレンズを採用してます。

今まで採用されてた広角ズームと望遠レンズに加え、望遠カメラからが新たに搭載されており最大4倍の光学ズームアウトが可能な超広角レンズとなっており

「iPhone 11 Pro」と「iPhone 11 Pro Max」で今回新たに搭載されたトリプルカメラシステムを搭載いたしました。

超広角レンズですが、広角レンズと望遠レンズでの撮影でも大幅に劣化しない光学ズーム2倍のズームアウトが可能な超広角レンズとなっており

歴代のiPhoneに比べ比べて最大4倍の広い画角で写真と動画の撮影が可能となりました。

超広角レンズと望遠レンズとの比較画像です。

Photo:Apple

超広角レンズと望遠レンズ比較画像

「iPhone11」はデュアルレンズカメラを搭載し「iPhone XR」では出来なかった人物以外のポートレートモードの撮影が可能となってます。

その他の新機能として複数の写真を合成し光源が少ない場所での撮影ができる「ナイトモード」、シャッターボタンの長押しで写真撮影モードから動画撮影ができる

「クイックテイク」というカメラ機能が利用出来る様になり使い勝手が増しました。

Photo:Apple

ナイトモード比較画像

フロントカメラもアップグレードされており7メガピクセルから12メガピクセルへ、さらにFace IDの認証スピードが30％高速化されより広角で顔を認証出来るようにアップグレードされました。

防水機能

防水機能に関しては、3機種共にIP68等級の防水機能となっており「iPhone11」が水深2メートルで30分間の防水

「iPhone11Pro」は水深4メートルで30分間の防水仕様となってます。

バッテリー

「iPhone11」と「iPhonePro」はバッテリー持ちが改善されており歴代のiPhoneの中で駆動時間が最も長いモデルとなってます。

本体サイズ一番大きい「iPhone 11 Pro Max」が最も長く
次に「iPhone11 Pro」、「iPhone11」の順番となってます。

さらに「iPhone11」の採用するLiquid Retina HDはバックライトが常時点灯するのに対して「iPhone 11 Pro」と「iPhone 11 Pro Max」は有機ELのSuper Retina XDRを搭載している為、ios13で実装されたダークモードを利用する事で電池持ちが向上するようです。

今回「iPhone 11 Pro」と「iPhone 11 Pro Max」は「USB-C – Lightningケーブル」と「18W USB-C電源アダプタ」が同梱されており30分の充電で最大50％充電可能なようです。
なお、「iPhone11」においてはこれまでと同じ5Wの電源アダプタが付属されてますので別途購入が必要になりますので注意しておきましょう。

まとめ

私が思った感想として「iPhone 11」の性能とその完成度において「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」の性能差に差額の金額を払う意味があるのか？って事

「iPhone 11 Pro」は高スペックで素晴らしいですが差額の32,000円を考えた際に大半の人達が「iPhone 11」で十分に満足出来ることでしょう。

それと差額分の32,000円があれば「AirPods」や「iPad」の購入費用に当てた方が幸せになれる気がします。