何年も前から実装が期待されているリバースワイヤレス充電機能が「iPhone 17 Pro」で搭載される可能性がある事が、中国のリーカーFixed Focus Digital氏によって報じられています。この機能が実装されることにより、iPhoneの背面を利用してAirPodsやApple WatchなどのAppleデバイスをワイヤレス充電することが可能になります。
リバースワイヤレス充電
リバースワイヤレス充電はスマートフォンの背面にある充電コイルを使って他のQi対応デバイスへ電力を供給する機能で、すでにAndroidでは何年も前から広く普及しています。
過去にも噂はあったがどうなる?
今回の情報は、今年2月にWeibo上のリーカーInstant Digital氏が投稿した内容と一致しており、iPhone 17 ProおよびiPhone 17 Pro Max向けに7.5Wのワイヤレス逆充電機能をテストしていると言うものであったが、今週になってFixed Focus Digital氏も同様の情報を投稿しておりiPhone 17 Proでのテストを確認しているとのことでした。ただし、両者の報告では共に「テストは行われているが、実際に機能が有効化されるかは不明」としています。
Appleはなぜこれまで採用を見送ったのか
iPhoneには以前からリバース充電のハードウェア能力は備わっていたと考えられており、実際にiPhone 11ではハード的には対応していたもののソフトウェア上で無効化されており、iPhone 12では特定のAppleアクセサリー向けの機能が確認されてはいたが結果的にMagSafeバッテリーパック専用の機能でした。
Appleがリバース充電を採用してこなかった理由は技術的な問題ではなくAppleの哲学的な判断の可能性もあります。リバースワイヤレス充電は非効率で、iPhone自体のバッテリーを急速に消耗するという効率性の問題があり、AirPodsなどの製品はすでに長時間駆動が可能で頻繁な充電は不要となっていることからAppleが慎重になる理由の一つなのかもしれません。
実装される可能性は
もしリバースワイヤレス充電が搭載されるとすれば、iPhone 17 ProとPro Maxに限定される可能性が高い
と思われます。Pro モデルの大容量バッテリーなら、他デバイスの充電による影響を最小化し、iPhone 17 Airの登場により、Pro モデルとの差別化がより重要になってくるためです。
しかしAppleはiPhone 15シリーズの発売と同時に、2023年9月にMagSafeバッテリーパックの販売を終了しており、iPhone 15以降のモデルでは、USB-Cポート経由で最大4.5WまでのPower Deliveryに対応したApple WatchやAirPodsなどの小型デバイスを逆充電可能となっています。しかし、MagSafeバッテリーパック廃止以降、Appleデバイス向けのワイヤレス逆充電機能は実装されていません。
なお、先日発表されたGoogleの「Pixel 10」はMagSafeと互換性のあるQi2規格のワイヤレス充電に対応したものの、リバースワイヤレス充電機能こと「バッテリーシェア」が廃止されています。
この要因の1つとしてMagSafe用のマグネットの配置が影響しているとも言われており、もし本当にマグネットの配置が影響するのであればiPhoneにリバースワイヤレス充電機能が搭載される可能性は低いのかもしれません。

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