Appleが、独自設計の5Gモデムチップを開発していることが報じられています。
この5Gモデムチップは2025年春に登場予定のiPhone SE4から順次Apple製品に搭載されていくと見られていますが、このApple製5Gモデムチップを搭載したMacが登場するかも知れない事が分かりました。
これが実現すればMacとしては初のモバイル通信が可能なモデルが登場する事となります。
Apple独自設計5Gモデムがもたらす可能性
Appleは、Macに初めてセルラー接続機能を搭載する可能性を検討している事がBloombergのMark Gurman氏の報道によって分かった。
Appleは2025年初頭に、長年開発を進めてきた 独自設計の5Gチップを導入する計画を立てている。
まずはiPhone SE4、エントリーモデルのiPad、iPhone 17 Airに搭載され、その後毎年改良を行い
MacやApple Vision Proへも搭載することを計画しているという。
MacBookに新たな可能性を
Appleの独自モデム開発がもたらす最も興味深い可能性の一つが、MacBookへのセルラー接続機能の搭載です。
実は、2008年の時点でスティーブ・ジョブズはMacBook Airへのモデムチップの搭載を検討していたが、筐体内のスペースの確保や通信キャリアなどの問題から採用が見送られていました。
AppleがMacBookへのセルラー接続導入を検討する背景には、独自モデム技術の開発がある。
BloombergのMark Gurman氏によると、AppleはiPhone用に独自設計のセルラーモデムを採用する予定で、この技術がMacBookにも応用される可能性が高いと予想しており、これによりQualcommなどの外部企業への依存を減らす事が可能になります。
MacBookへの搭載次期に関しては、早くても2026年移行になる見込みとなっており、MacBookユーザーが求める高速なインターネット接続を実現するためには第一世代よりも更に高速な第二世代以降のモデムを搭載する必要がある様です。
独自開発の5Gモデムチップの第一世代チップはサブ6GHz帯の5G通信に限定されるが、第二世代では より高速なmmWave技術に対応予定となっており
第三世代モデル以降のモデルからQualcomm製チップから完全に置き換えることを目指している。
段階的な展開計画
Appleの独自モデムはMacBookへの搭載に限られた話では無く、MacBook以外の製品にも新たな可能性をもたらす可能性があります。
Mark Gurman氏の報道によるとVision ProやApple Glassesといった次世代デバイスでの採用が示唆されている。
セルラー接続機能を搭載したVision Proや今後登場する可能性のあるApple Glassesでのセルラー対応はその使用体験を大幅に向上させる事が可能となります。
最終的にAppleは、モデムとメインプロセッサ(Apple AシリーズおよびMシリーズ)を統合することを検討しているようです。
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