Apple「WWDC 2020」発表内容まとめ

目次

「WWDC 2020」で発表されたモノは大きく5つ

日本時間6月23日にAppleは年次開発者会議 「WWDC20」 の基調講演をオンラインで実施。

新型コロナウィルスの影響で今回はWWDC史上初となる完全オンライン開催となり、今年秋に配信予定のiOS 14/iPadOS 14/watchOS 7/macOS/tvOS 14といった次期ソフトウェアが発表されています。

またMacのプロセッサはIntel製からARM製に移行する計画を発表しました。

残念ながらリーク通りハードウェアの発表はありませんでしが今回のWWDCも非常に面白い内容となっています。

WWDC2020タイムライン

  • Opening(00:00:00)
  • Introduction(00:01:25)
  • iOS:iOS 14(00:05:40)
  • iPadOS:iPadOS 14(00:32:00)
  • AirPods(00:42:28)
  • watchOS:watchOS 7(00:45:22)
  • Privacy(00:55:30)
  • Home(00:59:40)
  • tvOS(01:03:40)
  • macOS:macOS Big Sur(01:08:00)
  • Apple Silicon(01:26:10)

公式のWWDC 2020動画タイムラインの時間となります。

iOS14

iOS関連まとめ

  • App Library
  • Widget
  • Picture in Picture
  • Siri
  • App Clips

App Library

iPhoneのホーム画面がiOS14では変わります。

iOS14ではホーム画面を整理整頓出来る機能「App Library」が新たに追加されアプリケーションを自動で整理整頓する事が可能になります。

これまでiPhoneのホーム画面が複数あり

どこに何のアプリがあるのか把握しきれない場合でも素早く関連性のあるアプリの種類ごとに整理され素早くアクセスする事が可能になります。

Widget

iOS14ではウィジェットが新しく生まれ変わります。

Apple Watchからヒントを得たと言う新しいウィジェットは複数のサイズ変更が可能になり自分にあったサイズに変更する事が可能になり、ホーム画面に設置することも可能。

また、時間帯によって複数のウィジェットを表示する「Smart Stack」機能が追加され、その時の状況に合わせて必要な情報が表示されるようになります。

Picture in Picture

iOS14ではついにiPhoneでも「Picture in Picture」が使えるようになります。

「Picture in Picture」に対応する事で他のアプリを使用中にも動画などを小さくして表示させる事が可能になります。

Siri

iOS14ではSiriのUIが変更され、今までは何か他のアプリを立ち上げていた状態でもSiri実行時には画面を覆っていましたがシームレスに動作するよになっています。

Translate

iOS14で11ヵ国の言語を翻訳できる「Translate」が登場

11言語間のどの組み合わせでもテキストと音声の翻訳を可能にします。

App Clips

iOS14では新たに『App Clips』機能追加されます。

必要なときに自動で必要なアプリをポップアップで表示してくれ、NFCやQRコードを使用して

より手軽にサービスを利用できるよになります。

iPadOS

iPadOSまとめ

  • OSのデザインをiPadに最適化。
  • Search
  • Scribble

再設計されたiPadOS14

iPadOSはiOSが基盤に作られたOSですが

iPadOS14ではiPadの大きなMulti-Touchディスプレイを生かしたUIの再設計を行っています。

Apple純正アプリの「写真」「メモ」「フォルダー」などこれら以外のアプリもiPad OS14では最適化デザインに変更されています。

Search

iPadOS14では検索機能が強化されました。

新しくなった検索機能はMacのSpotlightのような表示になり従来のものはフルスクリーンで表示されていましたが、アプリ使用中でも邪魔にならないUIに変更されておりアプリ使用時でも使用可能になりました。

Scribble

iPadOS14では、手書き機能が強化され文字を即座にテキスト形式に変換する「Scribble」機能が追加。

手書き文字をコピーした後に

テキストベースでペーストする事が可能です。

オフラインでも使用可能で英語だけでなく、中国語などの多言語に対応しており複数言語が混在していても利用可能となります。

AirPods

Air Pods

  • 新AirPodsソフトウェア提供
  • 『Spatial audio』機能

Apple製品と簡単にシームレスなペアリングを行う事ができるAirPodsですが、今回そのAirPodsがさらに進化します。

新AirPodsソフトウェア提供

新しくなったAirPodsではよりシームレスなペアリングの切り替えが可能になります。

今まではiPhoneでAirPodsを再生してMacやiPadなどとの接続を切り替える際は手動で切り替えなければいけなかったため一手間あり面倒な一面がありましたが、自動切り替えが可能になります。

例えばiPhoneで音楽を聴いた後にiPadで映画やYouTubeを観たい時など接続が自動で切り替わるようになります。

その後Macでビデオ会議などを開始してもMacに自動的に接続が切り替わります。

「Spatial audio」機能

AirPods Proに「Spatial audio」新しい機能が追加されます。

新機能「Spatial audio」は映画館にいるような上下左右から音が聞こえてくる体験を可能にしてくれる機能。

高度な空間オーディオアルゴニズムを作成し

加速度センサーとジャイロスコープを使いまるで映画館にいるような体験を再現したとしています。

watchOS7

watchOS7まとめ

  • 新たに文字盤の編集とシェアが可能に
  • マップがサイクリングに対応
  • ダンスがワークアウトに追加
  • 手洗いのトラッキングの追加

新たに文字盤の編集とシェアが可能に

WatchOS7では新たに文字盤の共有が可能になりました。

App Storeでサードパーティ製を探したり、ウェブサイトで新作を探すことも可能となり、また友人などから共有する事が可能になりました。

マップがサイクリングに対応

「マップ」に新たに自転車の項目が追加されました。

曲がる際などに通知されたり、自転車では通れない所や階段の方が速い場合などにも通知がされるようになります。

ダンスがワークアウトに追加

バージョンアップされるたびにワークアウトの種類が増え続けていますが、watchOS7ではダンスが追加されます。

種類はヒップホップにラテン、ボリウッドにカーディオダンスなどがあり

センサーフュージョンを使用し、加速度センサーとジャイロスコープからのデータから

動かしているのが腕のみか下半身のみかを判断し心拍数のデータと消費カロリーを算出するとの事。

手洗いのトラッキングの追加

睡眠と同じく特に今健康維持に欠かせないのが「手洗い」となっており

watchOS7では手洗い時間をトラッキングしてくれる機能が追加されます。

手を洗う動作を識別し水や手の音を検知し、カウントダウンが始まります。

途中でやめようとすると通知が表示されるようになっています。

macOS Big Sur

macOS Big Surまとめ

  • 時期macOS「macOS Big Sur」発表
  • Mac OS XからmacOSⅪへメジャーアップデート
  • デザインを一新
  • 「コントロールセンター」機能追加へ
  • ウィジェットサイズ変更可能
  • Safariのデザインを刷新と高速化へ

時期macOS「macOS Big Sur」発表

新しいmacOS名は「macOS Big Sur」

macOS Big Surでついに11になりmacOS X登場以来の大規模なデザイン変更した

メジャーアップデートとなっています。

デザインを一新

時期OS 「macOS Big Sur」ではデザインを刷新しよりクリアなデザインによって

パワーと使いやすさの両立を目指し

アイコンの形状やボタンやコントロールを改良し一貫性と識別性を持たせています。

格アプリケーションのアイコンも全て見直しがされており

どのモードでも見やすい豊かなデザインを採用

コントロールセンター

macOS Big Surには、iOS・iPadOSで採用される『コントロールセンター』を導入。

画面の光度や音量の調整などiOS・iPadOSの様に操作する事が可能になりました。

ウィジェット

ウィジェットの新しくなりiOS・iPadOSの様な操作性とサイズなどの変更も可能になりました。

safari

Safariが初の大幅なアップデートをし新しくなります。

新しく設計されたSafariではスタートページのカスタマイズが可能

右下のボタンから背景なども変更する事が可能になりました。

今よりもさらに高速化を実現しGoogle Chromeと比べても大幅に高速化を果たしています。

新しくなったSafariではタブを複数作成し多すぎて分からなくなった時などにもカーソルをタブに持っていくだけでサイトの内容が確認出来る様になりました。

Apple Silicon

Apple Siliconまとめ

  • MacにApple製チップを搭載
  • 開発環境 Universal2
  • 互換性Rosetta2

Apple製のチップをMacに搭載へ

MacにもApple製のチップを搭載する事を発表。その名は「Apple Silicon」

今までAppleがiPhone、iPadで培ってきた10年間の全てを「Apple Silicon」に活かしたものとなっている。

Apple siliconになる事によって従来のIntel CPUとではアプリの互換性が無いが

macOS Big SurにインストールされているApple純正アプリは、すでにApple Siliconにネイティブ対応している。

また、iOS・iPadOSのアプリも動作も可能となっています。

Universal 2

開発アプリのXcode内に「Universal 2」という機能を追加することによってIntelベースとApple siliconベースのどちらのMacでも動作するようにアプリ制作が可能。

Rosetta 2

Intelベースの Macからスムーズに移行出来る様に「Rosetta 2」を使うことによってIntelベース Mac向けのアプリをApple siliconベース Macでも利用可能になる様です。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

Share
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次